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がんだて公園

(がんだてこうえん)

幅120メートルある日本一の溶岩流の断面

巌立(がんだて)は、岐阜県下呂市小坂町落合の濁河川と椹谷の合流点にある絶壁で、付近一帯は巌立峡と呼ばれています。がんだて公園は、巌立を間近に望むことができる場所で、展望台、売店、駐車場などが整備されており、大型バスも利用できます。

公園内には三ツ滝までの600メートルの滝見遊歩道が整備されており、途中には円空上人ゆかりの不動明王が祀られています。さらに林道を2キロメートルほど進むと、あかがねとよ、からたに滝を見ることができ、春の新緑や秋の紅葉といった季節ごとの異なる風景を楽しむことができます。巌立峡は紅葉の名所としても知られ、飛騨・美濃紅葉三十三選に選定されています。

御嶽パノラマラインから溶岩流を見ると、上が平らな緑の帯が延々と続いており、「緑のグランドキャニオン」とも呼ばれています。

巌立

巌立は岐阜県指定の天然記念物で、高さ72m、幅120mの大岩壁です。溶岩が冷えて固まったときにできた柱状節理により、太さ数十cmの柱が並んでいるように見えます。

約5万4千年前に御嶽山の噴火によって流れ出した溶岩流の末端部分で、御嶽山から約17km下流に位置します。この溶岩流全体は摩利支天山第六溶岩流と呼ばれ、岩石は両輝石安山岩です。2007年、御嶽山が日本の地質百選に選定されたとき、巌立もその一部として扱われました。

溶岩流の断面

巌立は約5万4千年前の安山岩質の溶岩で形成された日本一の溶岩流の断面です。同様の岩壁が上流17キロにわたって続いています。根尾滝コースにあるあまどり岩は、巌立の2倍の高さで約150mの溶岩です。また、巌立はかつて下流の小巌立と繋がっていましたが、椹谷によって約300m流されて分断されました。

Information

名称
がんだて公園
(がんだてこうえん)
住所
岐阜県下呂市小坂町落合
電話番号
0576-24-2222
料金

環境維持協力金 300円

駐車場
無料
アクセス

飛騨小坂駅から車で15分無料

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