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下呂(下呂温泉)

下呂(下呂温泉)の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

下呂(下呂温泉) 観光ガイド

下呂(下呂温泉)の観光・旅行 Info

下呂温泉とは

下呂温泉(げろおんせん)は、岐阜県下呂市に位置する日本三名泉の一つとして名高い温泉地です。約1000年の歴史を持ち、泉質は無色透明のアルカリ性単純温泉。美肌効果が高いと評判で、全国から観光客が訪れます。

主要な観光スポット

下呂温泉街

下呂駅から徒歩圏内に広がる温泉街では、昔ながらの温泉旅館、足湯、土産物店が軒を連ねます。川沿いにある飛騨川の露天足湯や、温泉博物館なども人気です。

おすすめポイント

・無料の足湯が点在(ビーナスの足湯、さるぼぼ黄金足湯 など)
湯めぐり手形で複数の旅館の温泉に日帰り入浴可能
・夜はライトアップされた温泉街が幻想的

下呂温泉合掌村

日本の古き良き風景が残る合掌造りの民家を移築した文化施設。白川郷や五箇山から移設された10棟の建物が並び、昔の生活文化や民芸体験を楽しめます。陶芸や紙すきなどの体験コーナーも豊富です。

アクセス・料金

・下呂駅から車で約5分、または徒歩約20分
・入館料:大人800円、子ども400円(体験は別料金)

温泉寺(おんせんじ)

1350年に開かれた古刹で、温泉街を見下ろす高台に位置します。石段の参道を登ると、旅の無事や健康を祈願できる静かな空間が広がります。秋には紅葉の名所としても知られています。

下呂発温泉博物館

日本でも珍しい温泉専門の博物館。温泉の仕組みや世界の温泉文化、下呂温泉の歴史を学ぶことができ、温泉成分を調べる体験コーナーも人気です。

見どころ

・湯の花の実験展示
・日本各地の温泉のミニ模型
・屋外に足湯コーナーあり

森の中のカフェ・リラックススポット

下呂市内には、自然を感じられる癒しの空間として「小坂の滝めぐり」や、森のカフェ・レストランなども点在しています。時間に余裕があれば車で足をのばすのもおすすめです。

自然と触れ合える周辺スポット

小坂の滝めぐり

下呂市小坂町には200以上の滝があり、整備されたトレッキングコースで滝巡りが楽しめます。
「三ツ滝」「根尾の滝」などが特に有名。ガイド付きツアーに参加するとより安全に回れます。

禅昌寺

国の重要文化財である「釈迦如来坐像」や立派な庭園がある由緒ある寺。紅葉の名所としても人気で、秋にはカメラマンが多く訪れます。

グルメ・お土産スポット

飛騨牛グルメ

下呂温泉周辺では、高品質な飛騨牛を使った料理が楽しめます。「飛騨牛握り寿司」「飛騨牛朴葉味噌焼き」などが定番。地元の酒蔵のお酒とのペアリングもおすすめです。

下呂プリン/温泉まんじゅう

とろける食感が人気の下呂プリンや、定番の温泉まんじゅうはお土産にぴったり。駅前商店街や温泉街のスイーツショップで購入できます。

下呂(下呂温泉)のグルメガイド

下呂の名産品・特産物

飛騨牛(ひだぎゅう)

岐阜県が誇る高級和牛である飛騨牛は、下呂市でもさまざまな料理として提供されています。
赤身と脂のバランスが良く、とろけるような口当たりが特徴です。

朴葉味噌(ほおばみそ)

飛騨地方に古くから伝わる郷土料理で、朴の木の葉に味噌とネギやキノコなどをのせて焼いた料理です。ご飯のお供やお酒にも合います。

下呂温泉の温泉水

美肌の湯として知られる下呂温泉の温泉水を活かした化粧水やスキンケア商品も、お土産として人気があります。

下呂のローカルフード

飛騨牛寿司

とろける飛騨牛を炙りにして寿司にした逸品。温泉街の食べ歩きスポットや居酒屋などで手軽に味わえます。

鶏ちゃん(けいちゃん)

岐阜県中部の郷土料理で、味噌や醤油で味付けされた鶏肉とキャベツを鉄板で炒める料理。ごはんやビールにぴったりで、地元民にも愛されています。

下呂プリン

近年SNSでも人気を集めている下呂温泉発のご当地スイーツ。とろとろ食感が特徴で、温泉街で行列ができることも。

人気のレストラン・食事処

飛騨牛レストラン やまなみ

下呂温泉の老舗旅館「水明館」内にある本格的な飛騨牛専門レストラン。
鉄板焼き、しゃぶしゃぶ、すき焼きなどで最高級の飛騨牛を堪能できます。

焼肉ハウス 山武商店

地元で評判のリーズナブルな飛騨牛焼肉店。ランチ営業もあり、観光客だけでなく地元民にも人気。

下呂温泉 ゆあみ屋

温泉街の中心にあるスイーツとカフェの店。温泉卵ソフトや「下呂プリン」、温泉たまごの体験コーナーもあります。

くう屋 下呂駅前店

下呂駅の目の前にあるカジュアルな食堂スタイル。鶏ちゃん定食や飛騨牛丼などの地元料理を手軽に味わえます。

下呂温泉のおすすめお土産

下呂膏(げろこう)

江戸時代から続く伝統の外用薬。疲労回復や筋肉痛に効果があるとされ、お年寄りへのプレゼントにも喜ばれます。

温泉まんじゅう

下呂温泉名物の定番スイーツ。こしあん入りのしっとりとした生地で、旅館や土産物店で購入可能です。

さるぼぼグッズ

飛騨地方の魔除けの人形「さるぼぼ」は、下呂でも人気のお土産。キーホルダーや手ぬぐい、Tシャツなどバリエーション豊富です。

温泉化粧品・美肌コスメ

下呂温泉の源泉を活用した化粧水や石鹸などのスキンケア商品は、女性へのお土産として特に人気があります。

下呂(下呂温泉)の季節の祭り・イベント

下呂温泉の代表的な祭り

下呂温泉まつり(毎年8月上旬)

下呂温泉まつりは、毎年8月に開催される下呂の夏の風物詩で、温泉地ならではの賑わいを見せる一大イベントです。
期間中にはさまざまな催しが行われ、特に見逃せないのが以下のイベントです。

主な見どころ

・龍神火まつり:火の粉が舞う勇壮な神事で、火を使った演出が幻想的です。
・下呂温泉花火ミュージカル夏公演:音楽とシンクロした創作花火が夜空を彩ります。
・下呂おどり:地元住民や観光客も一緒に踊れる伝統の盆踊り。
・屋台村:地元グルメや特産品を味わえる出店が多数。

下呂温泉花火ミュージカル冬公演(12月)

冬の澄んだ夜空に打ち上げられる音楽付き花火は、他の地域ではなかなか体験できない幻想的な演出です。特にクリスマスシーズンに合わせた開催が人気で、カップルや家族連れに好評です。

季節ごとのイベント

下呂温泉いでゆ朝市(4月~11月)

下呂温泉の「白鷺橋」近くで開催される朝市で、地元の新鮮野菜や特産品、手作りのお菓子などが販売されます。観光客との交流の場にもなっており、朝の散策にぴったりです。

下呂温泉なつまつり「花火物語」(7月~8月の土日)

夏の夜に開催される小規模ながら趣ある花火イベント。テーマごとに演出が異なるため、連日通っても楽しめます。

下呂温泉冬のイルミネーション「しらさぎ物語」(12月~2月)

下呂温泉街の中心部が光に包まれる幻想的なイルミネーションイベント。「しらさぎ伝説」にちなんだ演出で、温泉街全体がロマンチックな雰囲気に変わります。

伝統文化に触れるイベント

白鷺太鼓演奏(不定期開催)

地元の伝統芸能である白鷺太鼓は、イベントやお祭り時に披露されます。勇壮な和太鼓の響きが身体に響く、迫力満点の演奏です。

合掌村の季節行事(合掌村内)

下呂温泉合掌村では、昔ながらの日本文化を伝える四季の行事や体験イベントが開催されています。
・雛祭り展示(3月)
・端午の節句飾り(5月)
・七夕飾り(7月)
・しめ縄づくり(12月)など

特徴的な文化・伝承

しらさぎ伝説

下呂温泉の発見にまつわる「白鷺伝説」は、足を痛めた白鷺が温泉に浸かって回復したという言い伝えです。この伝説にちなんで、白鷺がモチーフとなった像やオブジェが温泉街に点在しています。

湯めぐり文化

下呂温泉では「湯めぐり手形」を使って複数の旅館の日帰り温泉を巡る文化が根付いています。これにより観光客は気軽に異なる泉質や景色の温泉を楽しむことができます。

下呂(下呂温泉)の気温・天候

四季折々の気候変化

下呂温泉は岐阜県中部の山間に位置し、内陸性気候と山岳気候が混在する地域です。標高は300~500メートル程度のため、平地よりやや涼しく、四季の変化がはっきりしているのが特徴です。

春(3月中旬~5月)

気温と気候の特徴

3月にはまだ朝晩の冷え込みが残るものの、4月に入ると暖かくなり、5月には爽やかな陽気が広がります。
平均気温:10℃~20℃程度
桜の見頃は例年4月上旬~中旬頃で、下呂温泉合掌村などが人気スポットです。

服装の目安

3月~4月は薄手のコートやセーター、5月は長袖シャツやカーディガンで快適に過ごせます。

梅雨(6月中旬~7月中旬)

気温と気候の特徴

湿度が高くなり、降水量も増加する季節です。山間部のため霧や突然の雨もあり、足元の準備が重要です。
平均気温:18℃~25℃程度

服装と対策

撥水加工のジャケットや折りたたみ傘を持参すると安心です。足元は滑りにくい靴がおすすめです。

夏(7月下旬~9月上旬)

気温と気候の特徴

日中は暑くなる日もありますが、夜間は涼しく過ごしやすいのが山間部の利点です。
平均気温:25℃~32℃程度
特に8月は30℃を超える日もありますが、温泉街は川沿いの風もあり快適です。

台風の影響

8月~9月初旬は台風シーズンにあたるため、計画時には天気予報をこまめに確認してください。
山間部は土砂崩れや通行止めに注意が必要です。

服装の目安

半袖シャツや通気性の良い衣類が快適です。室内冷房対策に薄手の羽織りがあると便利です。

秋(9月中旬~11月)

気温と気候の特徴

湿度が下がり、晴天が多く過ごしやすい季節です。10月中旬以降は紅葉が見頃を迎えます。
平均気温:10℃~22℃程度
朝晩の気温差が大きいため、体調管理に注意しましょう。

服装の目安

長袖シャツ、セーター、薄手のジャケットが適しています。紅葉見物には歩きやすい靴を。

冬(12月~2月)

気温と気候の特徴

下呂温泉は豪雪地帯ではないものの、積雪することもあります。晴天率は比較的高めです。
平均気温:-2℃~8℃程度
年末年始は温泉と雪景色のコントラストを楽しむ観光客でにぎわいます。

服装と対策

防寒コート、手袋、マフラーが必須です。足元は滑り止め付きの靴を着用すると安心です。

下呂の気候の特徴まとめ

内陸性気候のため寒暖差が大きい

日中と朝晩で10℃以上の差が出ることもあります。特に春と秋の旅行では、脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。

温泉があるからこその魅力

冬の寒さも下呂温泉に浸かれば一気にリラックス。雪見風呂や冬のイベントも楽しめます。

台風・大雨の時期に注意

梅雨や台風の時期は、山岳地帯特有の集中豪雨や河川増水にも注意が必要です。
天候が不安定な時期の旅行では、代替プランや室内施設の候補を検討しておくと安心です。

下呂(下呂温泉)へのアクセス

鉄道を利用したアクセス

JR高山本線「下呂駅」

下呂温泉の玄関口となるのがJR高山本線の「下呂駅」です。駅から温泉街へは徒歩5〜10分程度で、各旅館や観光施設にもアクセスしやすい立地です。

主な都市からのアクセス(鉄道)

駅から温泉街へのアクセス

徒歩または送迎バスでアクセス可能です。多くの旅館ではJR下呂駅への送迎サービスを行っています(事前予約推奨)。

車でのアクセス

主要高速道路からのアクセス

駐車場情報

下呂温泉街には無料・有料の駐車場が点在しており、多くの宿泊施設も専用駐車場を完備しています。
観光用には「下呂交流会館前駐車場」など公共の駐車スペースも便利です。

バスを利用したアクセス

高速バス(名古屋・関西・関東方面)

名古屋駅名鉄バスセンターからは下呂温泉行きの高速バスが運行されており、約2時間20分で到着します。
また、季節限定で新宿バスターミナルからの直通バスが運行されることもあります(運行日は要確認)。

地域内の路線バス

下呂市内および周辺観光地(合掌村、金山、馬瀬など)へは濃飛バスが運行しており、主要観光地への移動手段として利用できます。

空港からのアクセス

中部国際空港(セントレア)から

小牧空港(名古屋空港)から

周辺エリアへのアクセス

高山・飛騨古川方面

下呂から高山へは特急で約45分、普通列車で約1時間30分。
飛騨エリアの観光を組み合わせる周遊旅行もおすすめです。

白川郷方面

濃飛バスで高山を経由し、下呂 → 高山(電車)→ 白川郷(バス)のルートが一般的です。
移動時間は約3~4時間を見ておくと安心です。

下呂(下呂温泉)の移動手段

下呂温泉街の移動方法

徒歩での移動

下呂駅から温泉街までは徒歩圏内にあり、移動は非常に便利です。駅から10分以内で主要な旅館、合掌村、足湯などへアクセス可能です。温泉街自体はコンパクトで、のんびりと散策しながら観光が楽しめます。

旅館の送迎サービス

多くの旅館ではJR下呂駅と宿泊施設を結ぶ無料送迎バスを運行しています。事前予約が必要な場合もあるため、宿泊先にご確認ください。

市内および周辺エリアの移動方法

路線バス(濃飛バス)

下呂市内および飛騨地方の観光地へは濃飛バスが便利です。合掌村・金山・馬瀬方面などを結ぶバスが運行されています。
特に以下の区間は観光客に人気です:

観光タクシー

下呂温泉周辺には観光タクシーも利用可能で、時間貸しによる観光ルート巡りに便利です。特にバスの本数が少ない場所へのアクセスや、効率よく観光したい方におすすめです。

レンタカー

周辺の山間部や温泉郷(馬瀬、萩原、小坂など)をめぐるにはレンタカーの利用が最も自由度が高いです。
下呂駅前や近隣にはトヨタレンタカー、ニッポンレンタカーなどの営業所があります。

レンタカー利用の注意点

・冬季(12月〜3月)はスタッドレスタイヤやチェーンが必須な場合があります。
・山道や急カーブが多いため、運転に慣れている方におすすめです。

レンタサイクル

近距離の移動にはレンタサイクルも便利です。観光協会や一部旅館で貸し出しを行っているほか、道の駅などでも利用可能な場合があります。
春や秋の気候の良い季節には、自転車でのんびりと温泉街を巡るのもおすすめです。

下呂温泉から周辺都市への移動

高山・白川郷方面

濃飛バスやJR高山本線を利用して、高山や白川郷など飛騨エリアの観光地へ足を延ばすことが可能です。下呂から高山へは特急で約45分、そこから白川郷へはバスで約1時間15分です。

名古屋方面

下呂駅からはJR特急「ひだ」号で名古屋駅へダイレクトアクセス可能。約1時間30分で到着するため、日帰り旅行にも対応できます。

下呂(下呂温泉)の観光コース

日帰り観光コース

モデルプラン(ゆったり温泉満喫)

1泊2日観光コース

モデルプラン(文化・自然・温泉を楽しむ)

<1日目>
<2日目>

2泊3日観光コース

モデルプラン(飛騨エリアを広く巡る)

<1日目:下呂市内中心>
<2日目:飛騨高山観光へ足をのばす>
<3日目:自然派 or 美肌温泉満喫ルート>

観光に役立つポイント

足湯スタンプラリー

下呂温泉街には多数の足湯スポットがあり、「足湯めぐりスタンプラリー」も実施されています。全スポット制覇を目指して、散策とともに温泉を楽しめます。

夜のライトアップイベント

冬季の「下呂温泉花火ミュージカル」温泉寺の紅葉ライトアップなど、夜も楽しめる企画が充実しています。宿泊者はぜひ夜の散策も計画に入れてください。

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