郡上おどりの実演「おどり」
郡上おどりは、十曲十種のおどりが国の重要無形民俗文化財に指定されており、日本三大民踊(日本三大盆踊り)の一つとして知られています。博覧館では、年中を通して郡上おどりの実演が行われています。初めての方でも、座ったまま踊りを見ながら説明を受けられるので、安心して見学できます。
郡上八幡の伝統工芸「わざ」
郡上八幡には、郡上紬、郡上竿、郡上たもなどの伝統工芸があります。博覧館では、これらの工芸品を展示・紹介しているほか、実際に体験できる工房もあります。
江戸時代から続く伝統の正藍染めである郡上本染は、冬の風物詩となっています。1950年頃に郡上八幡で開発されたスクリーン印刷は、この町が発祥地です。町中には、スクリーン印刷でオリジナル手ぬぐいが作れる体験工房もあります。全国シェアの大半を占める「食品サンプル」の故郷としても有名です。
日本名水百選「水」
郡上八幡は、長良川と吉田川が合流する山の上に郡上八幡城があり、その麓に城下町が広がる美しい町です。恵まれた自然が生活と密接し、町のあちこちに湧き水や山からの清水が流れています。「日本名水百選」の第1号に選ばれた宗祇水も博覧館の近くにあります。
深い山々から生まれた「歴史」
郡上の歴史に関する出来事や伝説を、パネル、ジオラマ、貴重な展示物を通して紹介しています。
郡上八幡の歴史は、白山・高賀山の山岳信仰から始まりました。数々の伝説や独自の文化が生まれ、鎌倉・室町時代には東氏一族が郡上を治め、古今伝授などに代表される文化が花開きました。戦国時代末期には遠藤盛数が八幡城を築城し、城主が変わりながら城下町が発展しました。