富士見台高原は、岐阜県中津川市と長野県下伊那郡阿智村に跨る標高1739mの高原です。中央アルプスの南端に位置し、胞山県立自然公園に含まれています。北アルプス、御嶽山、南アルプス、中央アルプスの360度の大パノラマが楽しめる絶景スポットとして有名です。
北アルプス、御嶽山、南アルプス、中央アルプスの360°の大パノラマが楽しめます。富士見台高原からは、至近の恵那山をはじめとした日本百名山を23座見ることができます。
かつて山伏岳と呼ばれていましたが、明治初年に富士教信者が富士遥拝所を設けてから富士見台と称するようになりました。地名から富士山が見えると思われがちですが、実際には眺めることはできません。付近には古代東山道の中で最大の難所であった神坂峠があります。
一面に千島笹が生い茂り、7月にはササユリ、秋には紅葉が楽しめます。
真下には中央自動車道の恵那山トンネルが通っています。
南側(標高1579m地点)には山小屋の萬岳荘があります。萬岳荘から富士見台高原山頂までは登山道(富士見台高原登山ルート)が約1.8kmで、南西側の恵那山の頂上までも徒歩で行くことができます(神坂峠ルート)。
ヘブンスそのはらSNOW WORLDは、長野県下伊那郡阿智村にあるスキー場です。冬季も含めた通年営業を行っており、麓から「富士見台高原ロープウェイ」に乗ることでゲレンデに着くことができます。当スキー場の特徴としては、開業当初以来スキーヤーオンリーを貫いています。
2012年より星空の天体観測ツアーとして「天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー」を実施しています(有料)。スキー場の冬季営業期間中にも実施されます。
ロープウェイ(ゴンドラ)
スキー場内にはゴンドラが設置されており、冬季以外での名称は「富士見台高原ロープウェイ」が使用されます。
全長(傾斜長)
2549メートル
高低差
611メートル
最大勾配
34度8分
走行方式
単線自動循環式
ゴンドラ(搬器)
メーカー:CWA(開業当初から使用)
定員:12人(座席は設けておらず、立ち乗りのみ)
リフト
高速クワッドリフト1基
第2クワッド(635m、206m)
ペアリフト3基
第3ペアリフト(465m、157m)
第4ペアリフト(290m、35m)
第6ペアリフト(85m、25m)
第7ペアリフト(219m、102m)
富士見台高原ロープウェイを含む一部のリフトは通年運用されています。また、第1(558m)と第5(169m)は免許申請のみで建設されず欠番となっています。
ロープウェイ(ゴンドラ)山麓駅
普通車約2000台分の駐車場が用意されています。
その他施設
レンタル受付、更衣室・ロッカー、リフト券売所、売店、トイレ、マウンテンロッジ、レストラン、スクール受付、ロッカー、授乳室
センターハウス
レストラン(席数:300席)、パトロール・救護室、リフト券売所、ロッカー、トイレ