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中津川宿

(なかつがわじゅく)

江戸時代の面影を残す中山道の宿場町

中津川宿は、岐阜県中津川市本町に位置する、中山道の歴史ある宿場町です。江戸から数えて45番目の宿場として栄え、東美濃地方を代表する商業の町として発展しました。木曽路の玄関口としても重要な役割を果たし、街道を行き交う旅人や商人でにぎわっていました。

現在も、町の一部には江戸時代の面影を伝える古い建物や街並みが残っています。歴史を感じさせる町並みを歩けば、かつての宿場町の暮らしや、街道文化の雰囲気を味わうことができます。

宿場町の繁栄を伝える本町の街並み

中津川宿の中でも、特に本町周辺には宿場町らしい風情がよく残っています。大名や姫宮などの通行に際して休泊に利用された中津川宿本陣が置かれていた地域で、うだつのある家屋や枡形、旧庄屋屋敷など、歴史を感じさせる景観が見どころです。

町並みには、かつての商業の繁栄を物語る建物が点在しています。通りをゆっくり歩きながら、建物の造りや街道の形状に目を向けると、宿場町として栄えた時代の様子をより身近に感じられます。

中津川宿のシンボル「うだつ」

中津川宿の街並みを特徴づけるもののひとつが、建物の屋根の両端などに設けられた「うだつ」です。うだつは、隣家への延焼を防ぐための防火壁としての役割を持つ一方、裕福な家の象徴ともされていました。

うだつを設けるには費用がかかったため、商家の経済力や格式を示すものとしても注目されました。家々が競うように立派なうだつを設けたことから、当時の商人たちの活気や美意識をうかがい知ることができます。また、「うだつが上がらない」という言葉も、こうしたうだつの文化と関連づけて語られることがあります。

街道の工夫が残る「枡形」

中津川宿のもうひとつの見どころが、街道が直角に近い形で折れ曲がる「枡形(ますがた)」です。宿場町では、軍事上の備えや通行を管理する目的などから、道をまっすぐに通さず、折れ曲がった構造にする例が見られました。

枡形は、街道の見通しを遮るとともに、宿場町の出入りを管理するための工夫でもありました。中津川宿に残る道の形状をたどることで、当時の交通や防衛の考え方に触れることができます。

中山道と中津川宿の歴史

中津川宿の町並みは、西の京都方面から東の江戸方面へと続く中山道沿いに形成されました。町の長さは、寛文3年(1663年)以降、幕末まで約10町7間とされ、街道の幅は約3~4間でした。

また、中津川宿は、尾張藩の重臣で木曽代官や福島関所の管理責任者を務めた山村甚兵衛家の知行所に属し、中津川代官所も置かれていました。交通の要衝としてだけでなく、地域の行政や経済においても重要な役割を担っていたことが分かります。

中津川宿の散策を楽しむ

中津川宿では、うだつのある家屋や枡形など、街道文化を今に伝える景観を楽しめます。古い町並みを歩きながら、宿場町が旅人や商人を迎えていた時代に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

中津川駅から徒歩約5分とアクセスしやすく、周辺の観光と組み合わせて訪れるのにも便利です。中山道の歴史や江戸時代の町並みに興味がある方におすすめのスポットです。

Information

名称
中津川宿
(なかつがわじゅく)
リンク
公式サイト
住所
岐阜県中津川市本町
電話番号
0573-66-1111
アクセス

中津川駅から徒歩で5分

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