鮎の魅力
清流で育った天然の味わい: 長良川、木曽川、揖斐川など、岐阜県には鮎の餌となる水草が豊富な清流がたくさんあります。その清流で育った鮎は、身が引き締まり、臭みが少なく、上品な味わいです。
旬の味: 鮎は6月から10月頃が旬です。特に脂がのった7月から8月は絶品です。
鵜飼
岐阜県で1300年以上の歴史を持つ伝統漁法の鮎漁「鵜飼」は有名です。岐阜県を流れる日本三大清流の一つ、長良川。「名水100選」に選ばれている清らかな水質が保たれ、鮎が育っていて、「鵜飼」は、夏の風物詩として多くの人々を魅了しています。鵜飼で獲れた鮎は格別な味わいと言われ、皇室や伊勢神宮に奉納されます。
ヤナ
川の流れをせき止め、木杭や竹で組んだ仕掛けで川魚を捕まえる伝統漁法「ヤナ」も行われています。夏の鮎漁の季節になると、美山観光ヤナや板取川洞戸八幡ヤナなどで鮎のつかみ取り体験や、鮎の塩焼きを楽しむことができます。
鮎の塩焼き
塩焼きは、鮎料理の中でも最もシンプルで、その美味しさを存分に味わえる調理法です。
焼き方: 鮎の表面に塩を振り、炭火でじっくりと焼きます。こうすることで、余分な水分が落ちて旨味が凝縮されます。
食べ方: 蓼酢や大根おろしを添えて、塩焼きの香ばしさと鮎の旨味を楽しみましょう。
頭や骨もパリパリと食べることができます。カルシウムが豊富なので、栄養満点です。
鮎を味わえる場所
岐阜県内には、鮎の塩焼きをはじめとした鮎料理を味わえる場所がたくさんあります。
鮮度抜群の鮎は、塩焼きが最もその味を引き出します。他にも、煮付けや天ぷらなど様々な料理法があります。鮎尽くしの料理の締めには、あっさりした塩としょう油の味が鮎の旨みを引き出す鮎雑炊がおすすめです。
観光ヤナ: 鮎のシーズンになると、各河川沿いに観光ヤナが設置されます。鮎のつかみ取り体験や、鮎料理を楽しむことができます。
飲食店: 岐阜市内には、鮎料理専門の飲食店がたくさんあります。様々な調理法で鮎を楽しむことができます。
道の駅: 道の駅では、鮎を使った定食や軽食などを味わうことができます。
主な伝承地域
木曽川流域の中濃地域、長良川流域、揖斐川流域の西濃地域