天下分け目「関ヶ原の戦い」
関ヶ原の戦いは、安土桃山時代の慶長5年9月15日(1600年10月21日)に、美濃国不破郡関ヶ原(現在の岐阜県不破郡関ケ原町)を主戦場として行われた野戦です。
この戦いは豊臣秀吉の死後に発生した豊臣政権内部の政争に端を発し、徳川家康率いる東軍と、毛利輝元を総大将とする西軍が各地で戦闘を繰り広げました。
戦いの結果、徳川家康は強大な権力を手に入れ、豊臣政権の五大老・五奉行体制は崩壊しました。家康の権力掌握は徳川氏を中心とする江戸幕府の成立に繋がり、幕藩体制確立への道が開かれました。
主な見所
決戦地: 石碑や家紋入りの旗が立てられている
笹尾山: 石田三成の陣跡や馬防柵が復元されている
徳川家康最後陣跡
丸山烽火場
開戦地
岐阜関ケ原古戦場記念館
関ヶ原の戦いを最新技術を結集した五感で体感できる体験型施設です。全国に及んだ戦いを俯瞰するグラウンド・ビジョンや大迫力のシアター映像、関ケ原古戦場ならではの貴重な収蔵コレクションなど、見どころ満載です。
1階では、床面スクリーンに映し出されるグラウンド・ビジョンで、関ヶ原の戦いにいたるまでの流れとその規模をわかりやすく学ぶことができます。
また、縦4.5m、横13mのオーバル型スクリーンで迫力満点の映像を楽しめるシアターや、古戦場や史跡めぐりに役立つ情報が手に入る広域観光情報コーナーも設けられています。
2階には、関ヶ原の戦いの発端から終結までを紹介する展示室や、本物そっくりの武器に触れたり、陣羽織を着て戦国武将になりきり写真撮影ができる戦国体験コーナーがあります。
5階には、360度全面ガラス張りの展望室があり、現在の関ケ原を一望することができます。
関ケ原町歴史民俗学習館
関ケ原町の郷土と歴史を大切にし、教育的視点と体験的要素を重視した施設です。全国の歴史ファンが集まり、歴史を学び語り合う場となっています。
体験展示室
常設展では、関ケ原の産業や人々の生活について、昔の懐かしい民具を通して学ぶことができます。展示は「山の仕事道具」、「くらしを支える道具」、「自然と生きる道具」、「米をつくる道具」の4つのブースに分かれており、生活の各場面で使われた民具が展示されています。
地域展示室
関ケ原の縄文時代からの歴史や当時の人々の生活を所蔵品を通して学べます。また、明治時代以降の生活にも焦点を当て、来館者が体験しながら楽しむことができる展示室となっています。
「先史(縄文)」、「古代(飛鳥・奈良時代)」、「中世(平安~室町時代)」、「近世(江戸時代)」、「近代(明治~戦時中)」、「現代(戦後)」の6つの時代分け、展示されています。