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奥の細道むすびの地記念館

(おく ほそみち ち きねんかん)

俳聖・芭蕉の旅を追体験!奥の細道の世界に浸る

俳人・松尾芭蕉の「奥の細道」の旅をテーマにした記念館です。2012年に開館し、芭蕉の人となりや旅、大垣の歴史などを紹介しています。旅を終えた岐阜県大垣市に位置しています。徳川幕府が繁栄を極めた元禄時代、俳人・松尾芭蕉は江戸深川を旅立ち、約5か月で全行程約2400キロメートルを旅し、大垣市で「奥の細道」紀行を終えました。この旅は芭蕉46歳のとき、弟子の曽良とともに行われたもので、芭蕉の生涯最大の旅でした。

記念館の誕生

元禄時代に俳人・松尾芭蕉は江戸深川を旅立ち、約5か月をかけて全行程約2400キロメートルを旅し、大垣市で「奥の細道」紀行を終えました。そして2012年4月、歴史と文化が息づく大垣市に『奥の細道むすびの地記念館』がオープンしました。

奥の細道と俳句

「奥の細道」は、約320年前に松尾芭蕉が書いた紀行文と俳句を組み合わせた文学作品です。紀行文とは旅行中に体験したことや感じたことを記したもので、俳句は五・七・五の十七文字からなる短い詩です。この大垣でも、多くの人が俳句文化に触れています。

芭蕉の旅

芭蕉は、元禄2年(1689年)3月27日に弟子の曽良とともに江戸を出発し、東北・北陸地方を巡り、8月21日に大垣で『奥の細道』の旅を終えました。この旅は芭蕉にとって生涯で最大のもので、約2400キロ、150日以上に及びました。

記念館の概要

『奥の細道むすびの地記念館』は、松尾芭蕉の紀行文「奥の細道」の解説をはじめ、芭蕉の人となりや旅に生きた人生を紹介する「芭蕉館」、大垣の歴史や文化・芸術を築き上げた幕末の先賢の偉業を紹介する「先賢館」、大垣市と西美濃地域の観光情報や全国の芭蕉関連施設を紹介する「観光・交流館」の3館で構成されています。

芭蕉館

「芭蕉館」では「奥の細道」の解説や、松尾芭蕉の人となり、旅の人生を紹介しています。企画展示室と「AVシアター」もあり、3D映像で「奥の細道」の概略を紹介しています。

先賢館

「先賢館」では、大垣の歴史や文化・芸術を築き上げた幕末の先賢の偉業を紹介しています。ここには江馬蘭斎、飯沼慾斎、江馬細香、梁川星巌、小原鉄心の5人が取り上げられています。

観光・交流館

「観光・交流館」では、多目的室や情報・図書コーナー、物産コーナー「芭蕉庵」、お休み処、赤ちゃんステーションなどがあり、観光情報や地域交流の拠点となっています。

無何有荘大醒榭

「無何有荘大醒榭」は、大垣藩藩老・小原鉄心の別荘で、市指定文化財です。安政3年(1856年)に建築された茅葺きの木造平屋建で、茶室や湯殿、水屋、厠の4室で構成され、江戸時代には珍しい色ガラスが使用されています。

鉄心門とイベント広場

「鉄心門」は、大垣城下郭町にあった小原鉄心の邸宅の裏門で、現在は記念館内に移築されています。敷地内には深さ147mの井戸から湧き出る「むすびの泉」があり、イベント広場として利用されています。

歴史的背景
『奥の細道』は今から約320年前、松尾芭蕉が書いた紀行文と俳句を組み合わせた文学作品です。この大垣の地で、芭蕉の旅の終着点を記念するために設立されました。記念館では芭蕉の文学作品や旅のエピソードに触れ、大垣市の歴史や文化も楽しむことができます。

Information

名称
奥の細道むすびの地記念館
(おく ほそみち ち きねんかん)
リンク
公式サイト
住所
岐阜県大垣市船町2-26-1
電話番号
0584-84-8430
営業時間

芭蕉館、先賢館:9:00~17:00
観光・交流館 :9:00~21:00

定休日

無休(ただし、12月29日~1月3日及び展示替えの場合は休館)

料金

芭蕉館、先賢館:一般:300円
観光・交流館:無料

アクセス

【公共交通機関】JR大垣駅・駅前4番のりばから名阪近鉄バス「奥の細道むすびの地記念館前」バス停下車、約7分・養老鉄道 西大垣駅下車約14分
【車】名神高速道路 大垣ICから約12分

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