展示内容と施設 1階
鵜飼・長良川シンボルステージ: 水中で鵜が鮎を捕らえる瞬間を再現。体験型映像装置を使用し、川底から見上げる視点で鵜舟を観察できます。
長良川鵜飼・歴史絵巻: 長良川鵜飼の1300年以上の歴史を紹介。
鵜匠の世界: 世襲制で伝統を受け継ぐ鵜匠たちの生活や、格式ある装束などを紹介。
鵜の世界: 大きな鵜の模型や映像を使って、鵜の生態や体の仕組みを学ぶ参加体験型の展示。
鮎と長良川の世界: 日本三大清流の一つとされる長良川と、その鮎を紹介。
展示内容と施設 2階
観ラウンジ: 金華山と長良川の美しい景観を楽しめる無料スペース。
篝火トンネル: 暗闇の中、篝火を川面に映し出しながら鵜飼を再現。
長良川鵜飼の歴史・トピックス: 織田信長や徳川家康など、鵜飼に関連する歴史人物とのエピソードを展示。
ガイダンスシアター: 絵巻物型のスクリーンを使い、リアルな音響と照明で鵜飼を体感。
長良川鵜飼とは
長良川鵜飼は、岐阜市の長良川で毎年5月11日から10月15日まで行われる伝統的な鵜飼です。中秋の名月と増水時を除く毎夜開催され、中秋の名月には篝火の効果が薄れるため休業となります。これは、他の満月の際には開催されるため、伝統的な公休とされています。
飼の歴史は1300年以上前に遡り、正倉院所蔵の大宝年間の戸籍から推測されています。現在では観光および文化・宗教的行事として続けられています。長良川の鵜飼は皇室御用の唯一の鵜飼であり、長良川鵜飼用具一式は国の重要有形民俗文化財に指定されています。また、鵜匠家に伝承する鮎鮓製造技術、観覧船造船技術、観覧船操船技術も岐阜市指定無形民俗文化財です。
2015年、「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町・岐阜」の構成文化財として日本遺産に認定されました。
漁法
鵜舟には篝火をつけ、鵜匠が10~12羽の鵜を操ります。篝火で驚かせた鮎を鵜が捕り、鵜匠は鮎を鵜から吐かせる。幻想的な総がらみ漁法も見どころです。