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武芸八幡宮

(むげ はちまんぐう)

織田信長ゆかりの歴史ある神社

武芸八幡宮は、岐阜県関市武芸川町に鎮座する、長い歴史を持つ由緒ある神社です。養老元年(717年)に泰澄大師によって創建されたと伝えられ、織田信長をはじめとする歴代の武将からも崇敬を受けてきました。現在も、地域の歴史と信仰を伝える神社として、多くの参拝者を迎えています。

武芸八幡宮のはじまり

武芸八幡宮は、養老元年(717年)、泰澄大師が大碓命を祀ったことに始まると伝えられています。

大碓命は、父である景行天皇の命を受けてこの地方を治めた人物とされ、美濃の美しい娘を妃に迎えたという伝承が残されています。亡くなった後は八幡山に葬られ、その後、応神天皇も神として祀られるようになり、現在に至っています。

観応2年(1351年)には、森蘭丸の祖先にあたる森又太郎源泰朝によって社殿が再興されたと伝えられています。長い年月の中で、地域の人々の信仰とともに歴史を重ねてきた神社です。

織田信長と武芸八幡宮の関係

永禄10年(1567年)、織田信長は稲葉山城(現在の岐阜城)を攻略し、井ノ口を「岐阜」と改めました。信長は楽市楽座を設けるなど、経済の発展と人心の掌握を進めましたが、その過程で武芸八幡宮にも禁制や安堵状を与えたとされています。

武芸八幡宮は岐阜城から見て北東の方角に位置しており、鬼門を守護する重要な神社と考えられていました。信長がこの神社を重視した背景には、こうした位置関係もあったと伝えられています。

信長の長男・織田信忠や三男・織田信孝も、武芸八幡宮に安堵状を与えました。しかし、天正10年(1582年)の本能寺の変で信長と信忠が亡くなり、その後は信孝が岐阜城の実権を握りました。

織田家の勢力が衰えた後も、武芸八幡宮には信長・信忠・信孝の三人が発給した安堵状が保管されているとされ、神社と織田家との深い関わりを今に伝えています。

参道の見どころ

武芸八幡宮では、第1鳥居から本殿まで続く約1,300メートルの参道も見どころです。参道の途中には地蔵堂や不動院、大聖寺などが点在し、歴史と信仰が息づく境内へと続いています。

なかでも注目したいのが、樹高約38メートル、樹齢約1,000年とされる「武芸八幡宮大杉」です。長い年月を生き抜いてきた巨木が、境内に荘厳な雰囲気をもたらしています。

また、織田信長が建立したと伝えられる「下馬標」も見逃せません。歴史的な伝承を感じながら参道を歩くことで、武芸八幡宮が大切に守られてきた歴史に触れられます。

花馬まつり

武芸八幡宮では、毎年4月中旬に「花馬まつり」が行われます。笛や太鼓の音が響く中、神楽館と桜の造花で華やかに飾られた花馬が登場する、勇壮で華麗な祭りです。

祭りでは、花馬が参道から祭り広場へと駆け込み、飾られた桜の造花を参拝者たちが奪い合います。手に入れた造花を屋根に上げると、落雷防止や家運隆盛のご利益があると伝えられています。

地域の人々によって受け継がれてきた伝統行事であり、華やかな祭りの様子を通して、武芸八幡宮への信仰と地域文化を感じることができます。

境内の主な施設と見どころ

第1鳥居

八幡集落の中心部に位置する鳥居です。花馬まつりでは、祭りの出発点となります。

第2鳥居

御旅所の横にある鳥居です。花馬まつりでは、神輿がこの場所を通ります。

御旅所

花馬まつりの日に、御神体を載せた神輿が訪れる場所です。祭礼において重要な役割を担っています。

太鼓橋

御神体を載せた神輿だけが通るとされる橋です。祭礼と深く結び付いた、境内の見どころのひとつです。

下馬標

織田信長が建立したと伝えられる標識です。武芸八幡宮と織田家との関係を伝える歴史的な見どころです。

随神門

本殿へと続く参道の入口に立つ門です。境内の神聖な空間へと導いてくれます。

武芸八幡宮大杉

樹高約38メートル、樹齢約1,000年とされる大杉です。長い歴史を見守ってきた巨木として、境内を象徴する存在となっています。

鐘楼

関市指定有形文化財に指定されている建造物です。武芸川町で最も古い建築物とされ、地域の歴史を伝えています。

拝殿

鬱蒼とした木々に囲まれ、静かにたたずむ拝殿です。豊かな自然に包まれた境内で、落ち着いて参拝できます。

本殿

武芸八幡宮の中心となる社殿です。長い歴史の中で受け継がれてきた信仰を今に伝えています。

武芸八幡宮は、泰澄大師による創建の伝承や織田信長との関わり、樹齢約1,000年の大杉、伝統的な花馬まつりなど、歴史と文化の魅力にあふれた神社です。参道を歩きながら境内の見どころを巡り、地域に受け継がれてきた信仰と伝統に触れてみてはいかがでしょうか。

Information

名称
武芸八幡宮
(むげ はちまんぐう)
リンク
公式サイト
住所
岐阜県関市武芸川町八幡1712
電話番号
0575-46-2311
駐車場
約30台
アクセス

岐阜バス高美線 武芸八幡バス停より本殿まで徒歩約20分

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